カラスは増えたのか?撃退と被害

平成14年~15年に行ったカラスの生息数調査においては、市内に生息するカラスは概ね7000羽と推定され、それ以前の10年ほど前に市内の民間団体が独自に調査した際の生息数とほぼ同数という結果が出ています。

冬期間のカラスの生息数
各調査の結果、カラスは約7,800羽~11,000羽で推移したことを確認しました。この平均を取ると約8,700羽となり、昨年の調査とほぼ同数でした。(平成14年度は約8,400羽)

調査期間内の個体数の推移
生息するカラスの種類とその割合
カラス撃退と被害
生息しているハシブトガラスとハシボソガラスの割合については、今回の調査結果と前回の調査結果に、大きな変化は見られませんでした。
11月上旬では1:1でしたが、12月以降ハシボソガラスが減少し、ハシブトガラスの増加が確認されました。しかし、ハシボソガラスの減少に伴い、ハシブトガラスが増加しましたが、総個体数では一定の数で推移していることも確認できました。
また、ロードサイドセンサス調査では、自然環境の良好な河畔とごみ埋立て処分場がある地域において、多くの出現が確認されました。

市街地のカラスは減らせるか?
カラスが生きていくにはその数に見合ったエサの量が必要です。カラスは本来雑食性で、木の実や動物の死骸など自然界のものをエサとして生きています。ところが人間の排出する生ゴミをエサとするようになってから、市街地に集中するようになりました。

これは家庭などから排出される、生ゴミがカラスを呼び寄せた結果であり、エサとなる生ゴミを減らすことで市街地のカラスの数も減らせると考えます。
カラスの数は食べ物となる資源の量によって決まるので、目の前のゴミステーションに群がるカラスは、その地域の環境問題と捉え、一人ひとりがゴミの減量とゴミ出しマナーの徹底を図ることが大切です。

カラス光り、ごみ袋、原因となる巣への対処について
こちらでは、カラスによる代表的な被害例を紹介します
レーザーポインターでカラスを追い払う
カラス対策の仕事をしていて、カラスの能力の高さに驚かされる。

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